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【セミナー発表報告】ペルー・リマで開催されたエンジニアリング協会セミナーにて当社ガラス発泡ソリューションを紹介

2019.06.06

当社は、2019年6月5日にペルー・リマにて、ペルー・エンジニアリング協会主催のセミナー「電力及び派生品の生産にむけた固形廃棄物の産業化(INDUSTRIALIZACIÓN DE LOS RESIDUOS SÓLIDOS PARA LA GENERACIÓN DE ENERGÍA ELÉCTRICA Y DERIVADOS)」にて、廃ガラスの付加価値化技術として、当社ガラス発泡技術を紹介しました。

セミナーでは、ペルーでの現地コーディネーターを務める今田氏より、当社ガラス発泡技術の紹介、付加価値化製品としてのガラス発泡材「ポーラスα」を活用した悪臭除去、水質浄化、土壌改良材技術を紹介致しました。

現地コーディネーター今田氏による発表の模様

当社では、2018年3月より国際協力機構(JICA)の実証・普及事業の枠組みを利用して、ペルーにおけるガラス発泡材「ポーラスα」を活用した節水型農業技術の実証試験、事業性評価を行っています(※)。ペルーはアスパラガスの輸出量が世界第2位(2018年:USCOMTRADE)であるなど農業大国ですが、輸出志向大規模農業が展開されているイカ県では灌漑用水のための地下水汲み上げにより地下水位が低下しており、農業の持続可能性が懸念されています。
※ペルーにおけるJICA実証・普及事業については、こちらをご参照ください。
https://www.t-rrl.jp/2018/03/peru_jica/

そのような中、廃ガラスをリサイクルして製造される発泡ガラス素材「ポーラスα」を土壌に混合することにより、土壌の保水性を向上し、水消費量を削減しながら、収穫量の維持・向上を目指しています。本手法は既に他国で実証済みのものであり、これまでに日本を始め、ケニア、モーリタニア、セネガル、モロッコ、ソマリアなど多くの国で成果を上げています。

弊社では引き続き現地での製品実証を行うと同時に、現地企業やエンジニアなど専門家との協業を通じて、現地の廃ガラスを活用したポーラスαの現地生産可能性についても検討をしてまいります。

<関連技術>

悪臭除去
水質浄化
土壌改良材

 

◆本件に関するお問い合わせ
TEL : 0858-49-6230
Mail : info@t-rrl.jp
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