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モロッコ国際農業展(SIAM)に出展します

2017.04.14

(PDF版はこちら)

株式会社鳥取再資源化研究所(本社:鳥取県 代表取締役:竹内 義章、以下「当社」)は、2017年4月18日(火)から23日(日)(以下、全て現地時間)の5日間、モロッコ、メクネス市にて開催される第12回モロッコ国際農業展(La 12éme édition Salon International de l’Agriculture au Maroc、以下「SIAM」)に出展いたします。

 

モロッコは農業国であり、同国の国内総生産 (GDP)に占める、農業セクターの割合は13.1 %(2016年予測数値 参照:CIA WORLD FACTBOOK[1])、労働人口は全体の25%に達します。一方で、野菜生産の中心地であるスス・マッサ地方を始めとした農業地域は乾燥地・半乾燥地が多く、持続可能な水資源の活用は大きな課題となっております。加えて、気候変動の影響により降水量の減少が見込まれ、国連開発計画(UNDP)の推計では同国の降水量は2050年までに最大約50%減少すると報告されています(参照:UNDP ホームページ[2])。

当社は、2015年6月より、独立行政法人国際協力機構(以下、「JICA」)の中小企業海外展開支援 普及・実証事業を受託し、モロッコのスス・マッサ地域にて多孔質発泡ガラス「ポーラスα」を活用した乾燥地節水型農業の実証事業を行っております。

事業初年度の栽培では、スス・マッサ地域農業開発公団(以下、「ORMVASM」)の試験圃場にて、トマト・インゲンの実験栽培を行い、50%の節水と同時に20%以上の収量増加を実現しました[3]。2年目の栽培では、現地7農家8圃場へパイロット導入を行い、現地農家の栽培環境下での節水・増収効果を実証しております。

今回のSIAMでは、当事業で得られた成果とともに、今後の現地での商業化を目的として、現地農家へ多孔質発泡ガラス「ポーラスα」を活用した乾燥地節水型農業について紹介したします。詳細は以下ご参照ください。

 

12回モロッコ国際農業展(SIAM)

会期    :2017年4月18日(火)-23日(日)

開催地   :モロッコ メクネス市

出展ゾーン:国際ゾーン(Zone International)

出展ブース:I-41

 

◆本件に関するお問い合わせMail : naoyuki.kano@t-rrl.jp (担当:狩野)Webサイトからもお問い合わせいただけます。(こちらから)

 

[1] https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2012.html

(2017年4月10日アクセス)

[2] https://www.undp-aap.org/countries/morocco?language=en (2017年4月10日アクセス)

[3] https://www.t-rrl.jp/2016/03/greenbeans/